2006'04.25
「・・・ぁ・・・はぁ・・・っ!」
跪き、荒い呼吸を吐き出す。その首筋に、冷たい刃が迫っていた。
「―――降参」
やれやれ、と男は手を上げる。そして刃の先を見つめれば、その目線の先にいた少年は刃を収めて静かにその場を立ち去った。
「スカイ!」
「何だよ、エイル」
「おま・・・っ!少しは手加減しろよ!」
「無理だな。食費が掛かってるんだ」
そして軽く笑うと、スカイ、と呼ばれた少年は歩を進める。
あっという間に離されてしまった男―――エイルだったが、ゆっくりと目を閉じた。
・・・次の瞬間、空間が動き、彼はスカイの前に立ちふさがった状態になっていた。
「・・・ったくよ〜。俺、お前に勝てた経験ないんだけど」
「当たり前だ。俺に勝とうなんざ100年早ぇんだよ」
「・・・お前、それは年上に言う台詞じゃねーだろ」
「聞こえないな」
スカイの前にエイルが立ちふさがった状態は変わらない。スカイは溜め息をつきながら『どけよ』と言いたげに睨みつけるが、エイルは知らん顔をして道を塞ぎ続ける。
エイルとスカイは元々、幼馴染である。
幼い頃のスカイを知るエイルは、今のスカイの表情を見て軽く溜め息をつくとぼやいた。
「・・・昔はかわいかったのにな。『お兄ちゃ〜ん』、って」
「・・・貴様それはいつの話だ」
「『苛められた〜。助けて〜』、ってな。あ〜ぁ、あの頃のスカイはもういないのかぁ・・・」
「・・・」
人の話を聞け、そして人の恥ずかしい過去をべらべらと喋るな。思わず手持ちの短剣に手をつけそうになったスカイだったが、何とか平常心を保ちつつ返す。
「そうだ、いないさ。・・・弱い俺なんて、とっくの昔に消えた」
「どうかな〜?」
ニヤニヤといやらしい笑みを見せつつ、エイルは、つん、とスカイの胸をつつく。
「この辺はまだ、お・こ・ちゃ・ま、な気がするけどな?」
俺より戦闘能力は高いが、戦い方はまだまだ甘いぜ?そう暗に言うエイルに、スカイはぷぅっとむくれながら返す。
「悪かったな、ガキで」
「ほら、その反応とかも」
「・・・っ!!」
お前は人の揚げ足を取る事ばっかり・・・!出かかった言葉を必死に抑えつつ、スカイは、道を塞ぐエイルの腹に軽く一発入れて、怯んだ隙にその横を通る。
そして残されたのはエイル一人。
「・・・全く、まだまだ子供なんだよな、あいつは」
俺がまだ暫く見ててやんないと、ガラガラ音を立てて崩れるかもしれない―――そう、ぼんやりと呟く。
外がだんだん騒がしくなってきた。どうやら、次の試合が始まるようだ。
「さ〜て、行きますか」
エイルは、そう言ってググッと伸びをすると、試合会場に向けて歩き始めた。
ひとつ違いの幼馴染とか凄く萌えます。
更に、年下の方が強かったりしたら・・・もう最高に愛がw(逝け
そんな人が書いたお話なのでした。
因みに、
エイル=ALE。
スカイ=「空」の英訳。
・・・何か問題でも?(にっこり
跪き、荒い呼吸を吐き出す。その首筋に、冷たい刃が迫っていた。
「―――降参」
やれやれ、と男は手を上げる。そして刃の先を見つめれば、その目線の先にいた少年は刃を収めて静かにその場を立ち去った。
「スカイ!」
「何だよ、エイル」
「おま・・・っ!少しは手加減しろよ!」
「無理だな。食費が掛かってるんだ」
そして軽く笑うと、スカイ、と呼ばれた少年は歩を進める。
あっという間に離されてしまった男―――エイルだったが、ゆっくりと目を閉じた。
・・・次の瞬間、空間が動き、彼はスカイの前に立ちふさがった状態になっていた。
「・・・ったくよ〜。俺、お前に勝てた経験ないんだけど」
「当たり前だ。俺に勝とうなんざ100年早ぇんだよ」
「・・・お前、それは年上に言う台詞じゃねーだろ」
「聞こえないな」
スカイの前にエイルが立ちふさがった状態は変わらない。スカイは溜め息をつきながら『どけよ』と言いたげに睨みつけるが、エイルは知らん顔をして道を塞ぎ続ける。
エイルとスカイは元々、幼馴染である。
幼い頃のスカイを知るエイルは、今のスカイの表情を見て軽く溜め息をつくとぼやいた。
「・・・昔はかわいかったのにな。『お兄ちゃ〜ん』、って」
「・・・貴様それはいつの話だ」
「『苛められた〜。助けて〜』、ってな。あ〜ぁ、あの頃のスカイはもういないのかぁ・・・」
「・・・」
人の話を聞け、そして人の恥ずかしい過去をべらべらと喋るな。思わず手持ちの短剣に手をつけそうになったスカイだったが、何とか平常心を保ちつつ返す。
「そうだ、いないさ。・・・弱い俺なんて、とっくの昔に消えた」
「どうかな〜?」
ニヤニヤといやらしい笑みを見せつつ、エイルは、つん、とスカイの胸をつつく。
「この辺はまだ、お・こ・ちゃ・ま、な気がするけどな?」
俺より戦闘能力は高いが、戦い方はまだまだ甘いぜ?そう暗に言うエイルに、スカイはぷぅっとむくれながら返す。
「悪かったな、ガキで」
「ほら、その反応とかも」
「・・・っ!!」
お前は人の揚げ足を取る事ばっかり・・・!出かかった言葉を必死に抑えつつ、スカイは、道を塞ぐエイルの腹に軽く一発入れて、怯んだ隙にその横を通る。
そして残されたのはエイル一人。
「・・・全く、まだまだ子供なんだよな、あいつは」
俺がまだ暫く見ててやんないと、ガラガラ音を立てて崩れるかもしれない―――そう、ぼんやりと呟く。
外がだんだん騒がしくなってきた。どうやら、次の試合が始まるようだ。
「さ〜て、行きますか」
エイルは、そう言ってググッと伸びをすると、試合会場に向けて歩き始めた。
ひとつ違いの幼馴染とか凄く萌えます。
更に、年下の方が強かったりしたら・・・もう最高に愛がw(逝け
そんな人が書いたお話なのでした。
因みに、
エイル=ALE。
スカイ=「空」の英訳。
・・・何か問題でも?(にっこり












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