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Firstly it is Read Me in this place.


The Light in Chaos by Arika.M

WeakPoint

挑発的な五つの台詞
1.「俺に勝とうなんざ100年早ぇんだよ」






「・・・ぁ・・・はぁ・・・っ!」
 跪き、荒い呼吸を吐き出す。その首筋に、冷たい刃が迫っていた。
「―――降参」
 やれやれ、と男は手を上げる。そして刃の先を見つめれば、その目線の先にいた少年は刃を収めて静かにその場を立ち去った。

「スカイ!」
「何だよ、エイル」
「おま・・・っ!少しは手加減しろよ!」
「無理だな。食費が掛かってるんだ」
 そして軽く笑うと、スカイ、と呼ばれた少年は歩を進める。
 あっという間に離されてしまった男―――エイルだったが、ゆっくりと目を閉じた。

 ・・・次の瞬間、空間が動き、彼はスカイの前に立ちふさがった状態になっていた。

「・・・ったくよ〜。俺、お前に勝てた経験ないんだけど」
「当たり前だ。俺に勝とうなんざ100年早ぇんだよ」
「・・・お前、それは年上に言う台詞じゃねーだろ」
「聞こえないな」
 スカイの前にエイルが立ちふさがった状態は変わらない。スカイは溜め息をつきながら『どけよ』と言いたげに睨みつけるが、エイルは知らん顔をして道を塞ぎ続ける。

 エイルとスカイは元々、幼馴染である。
 幼い頃のスカイを知るエイルは、今のスカイの表情を見て軽く溜め息をつくとぼやいた。
「・・・昔はかわいかったのにな。『お兄ちゃ〜ん』、って」
「・・・貴様それはいつの話だ」
「『苛められた〜。助けて〜』、ってな。あ〜ぁ、あの頃のスカイはもういないのかぁ・・・」
「・・・」
 人の話を聞け、そして人の恥ずかしい過去をべらべらと喋るな。思わず手持ちの短剣に手をつけそうになったスカイだったが、何とか平常心を保ちつつ返す。
「そうだ、いないさ。・・・弱い俺なんて、とっくの昔に消えた」
「どうかな〜?」
 ニヤニヤといやらしい笑みを見せつつ、エイルは、つん、とスカイの胸をつつく。
「この辺はまだ、お・こ・ちゃ・ま、な気がするけどな?」
 俺より戦闘能力は高いが、戦い方はまだまだ甘いぜ?そう暗に言うエイルに、スカイはぷぅっとむくれながら返す。
「悪かったな、ガキで」
「ほら、その反応とかも」
「・・・っ!!」
 お前は人の揚げ足を取る事ばっかり・・・!出かかった言葉を必死に抑えつつ、スカイは、道を塞ぐエイルの腹に軽く一発入れて、怯んだ隙にその横を通る。

 そして残されたのはエイル一人。

「・・・全く、まだまだ子供なんだよな、あいつは」
 俺がまだ暫く見ててやんないと、ガラガラ音を立てて崩れるかもしれない―――そう、ぼんやりと呟く。
 外がだんだん騒がしくなってきた。どうやら、次の試合が始まるようだ。
「さ〜て、行きますか」
 エイルは、そう言ってググッと伸びをすると、試合会場に向けて歩き始めた。





ひとつ違いの幼馴染とか凄く萌えます。
更に、年下の方が強かったりしたら・・・もう最高に愛がw(逝け

そんな人が書いたお話なのでした。




因みに、

エイル=ALE。
スカイ=「空」の英訳。

・・・何か問題でも?(にっこり
21:06 : 創作小説:  トラックバック(-)  コメント(0)

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